
Discover Japan授与式を実施しました
第20回「宗村南男記念‐留学生による日本再発見の旅」(補助金)の受賞者が決まり、授与式を12月20日(金)に実施しました。
これは、留学生の中では「Discover Japan」の通称で知られています。毎年、留学生が長期休暇を利用して日本国内を旅する企画をチーム単位で提出し、その内容が優れたチームに贈られるものです。日本の自然、豊かな伝統文化、地域の人たちとのふれあいの中で、自分自身の生きがいを見つけ、心の底に潜んでいる可能性を発見する機会を推進するもので、企画実施後は、実施内容を写真とレポートにまとめて提出します。
今回は1チームだけの応募となりましたが、全員1年生ながら熱心に考えた様子が伺える内容でした。ネパール・フィリピン・ミャンマー出身の4人が企画した「静岡・神奈川」を訪ねる2泊3日の旅は、世界遺産を保護している富士山世界遺産センターへ訪れ、世界に伝わる富士山の美しさを体験、白糸の滝、浅間神社、熱海城、箱根神社、江ノ島神社では歴史と伝統を学び、江ノ島岩屋では、日本の伝統的な茶道、陶器、漆器や工芸などが歴史や地域ごとにどのように発展してきたのかを学ぶことが、この旅の目的です。
日頃、勉強やアルバイトに追われ、旅行する余裕などない留学生にとっては、有意義で貴重な時間となるでしょう。この旅の計画・実施にあたって、互いに協力し合った4人は、平素と違った環境で新しい出会いや体験をすることでしょう。
喜岡学長から賞状と補助金が手渡され、「みなさんが企画した内容を見ました。富士山や江ノ島という日本を代表する観光地でしっかり学び、皆さんで日本再発見をしてきてください。また、寒い時期なので風邪を引かないように気を付けて行ってきてください。おめでとう。」と、4人に温かい言葉をかけていただきました。
最後に、喜岡学長、小林教育・学生支援部長、富田支援委員長と一緒に記念撮影。受賞者たちは、この奨学金の重みをかみ締めながら、静岡、神奈川の地に思いを馳せていました。
【受賞者一覧】


