
「スリランカの文化を学ぶ」小学生に母国を紹介しました
2024年6月29日、桑名市の深谷教育集会所において、「人権ひろばKizuki~スリランカの文化を学ぶ~」と題して国際交流活動が実施されました。これは桑名市が実施する教育プログラムの一環で、留学生が行う企画として開催しています。今回講師役を務めたのは、本学のスリランカ出身留学生アスルムニ アラチチラゲ タルカ ディルシャニ アベラスナさん(総合政策学部3年生)です。
当日は、14名の小学生と7名の保護者の参加がありました。最初に、シンハラ語で挨拶の練習をしました。次に、スリランカの国旗や首都を確認した後、スリランカにある日本のものを紹介しました。ピザハットや麵屋はなびがあること、日本のアニメであるアンパンマンが人気であることを紹介すると、驚きの声が上がっていました。日本食は、お寿司が有名であること、またトヨタ自動車や日産自動車が有名であることも紹介しました。そして、小学校は学年があがるのに試験があること、授業は7時30分から13時30分までであること、満月の日は学校がお休みになること、小学校や中学校には制服があることなどスリランカの学校の様子をクイズ形式で紹介し、子どもたちが元気に手を挙げていました。また、日本に紹介したいスリランカの観光地ポロンナルワ、オイルマッサージのアーユルヴェーダ、有名な料理であるスリランカカレーや、世界生産量第4位の紅茶(セイロン)をスライドで紹介しました。その後、タルカさんがスリランカで遊んでいた遊びをみんなでしました。一つ目は、スリランカの鬼ごっこ、二つ目は、コドゥパリナワという日本で言う「けんけんぱ」の遊びをした後は、タルカさんが日本に来て感じたことなどを話しました。また小学生のみなさんに、「私の夢は、日本とスリランカの架け橋になることです。大学を卒業したら、そのような企業に就職したいと思っています。みなさんも夢に向かって頑張ってください」とメッセージを送っていました。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、みなさん「楽しかった」と言って帰っていかれました。タルカさんは「最初は緊張したけれど、子どもたちにスリランカのことを紹介できてよかった。楽しかった。」と笑顔で語っていました。今回の経験を通して、小学生の皆さんに海外の国に興味を持っていただくだけでなく、タルカさんにとっても母国を見直す貴重な機会となりました。


